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2018年10月02日 | コラム
117.耳鳴とうつ病について、
耳鳴は聴覚異常感の中でも著しく生活の質(QOL)を低下させる疾患であり、医師としては診療に難渋することが多い。その理由は、耳鳴消失を切望する患者に馴化という現実的な治療目標を受け入れてもらうこと、また...
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2018年08月30日 | コラム
116.透析患者とうつ病-サイコネフロロジーについて、
透析を受ける患者には、さまざまな精神症状が起こる。まず、日本の透析医療は外国とは異なる特徴があることをお伝えする。それは、移植が少ないことに関係しており、日本の場合は透析患者が多く、透析継続期間が長く...
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2018年07月30日 | コラム
115.周産期のうつ病について、
周産期とは、妊娠22週から生後7日未満と定義されている。定義の背景は、従来産婦人科の領域だったこの時期に、胎児や新生児・母体に障害が起きたときに、迅速に対応できるよう、産科と小児科が協力して、母子を総...
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2018年04月30日 | コラム
112.鉄欠乏性貧血とうつ病について、
現代の食生活は豊かであるという人もいるが、栄養学的に見ると必ずしもそうとはいえない。中でも鉄欠乏は、世界で最も頻度の高い栄養欠乏症である。鉄欠乏は食事からの摂取不足に加えて、月経などの出血により鉄分...
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2018年03月31日 | コラム
111.うつ病とストレス-レジリエンスを高めるための心理教育の工夫、
今回はうつ病の治療において、心理社会ストレスに配慮する重要性や支援のコツにつき、臨床的に論じてみる。うつ病の成り立ち、薬物療法、休養の目的、復職リハビリの必要性を説明する際に、分かりやすく例えたのは、...
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2017年09月01日 | コラム
104.抗うつ薬の減量と離脱の問題について
抗うつ薬を減量、中止するタイミングとして、最も多いのは、うつ病回復後の維持療法、継続療法期間を終えて治療終結に向かう場合である。次に抗うつ薬の効果が不十分な場合(switching)、あるいは副作用...
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2017年04月01日 | コラム
99.がん患者の不安・抑うつ・せん妄とがん性疼痛に対する治療
がん患者の約半数に何らかの精神症状が認められる。中でも適応障害・うつ病・せん妄の頻度が高い。適応障害は15~25%、うつ病は5~10%、またせん妄は、時期により出方が異なり、外来通院の可能な時期であれ...
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2017年03月02日 | コラム
98.「人前に出るのが怖い」社交不安障害について、
「人前に出るのが怖い」という訴えは公衆の面前でのスピーチを恐れるスピーチ恐怖症などの社交不安障害(social anxiety disorder,以下SADと略)の中でも、パフォーマンス限局型であり、...
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2017年02月06日 | コラム
97.双極性うつ病に対する抗うつ薬投与の是非の最新動向について、No.2。
双極性うつ病について、抗うつ薬を投与して良いか悪いか、エビデンスを探る。Bondらは双極Ⅰ型障害と双極Ⅱ型障害、および大うつ病性障害の3群間で、抗うつ薬による躁転リスクを検討した。まず双極Ⅰ型と双極Ⅱ...
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2016年12月31日 | コラム
96.双極性うつ病に対する抗うつ薬投与の是非の最新動向について、No.1、
双極性障害患者への抗うつ薬投与は、今日でも意見の分かれるところであり、その是非に関する多くの研究がなされてきた。米国で1998年~2005年に渡り行われた大規模臨床試験(STEP-BD)は新たな知見を...
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