-
2012年11月04日 | コラム
46.現在使われてる診断基準について、問題点はなにか?
今、世界中で広く使われている診断基準は米国精神医学会の作った、DSM-ⅣTR(精神障害の診断と統計の手引き)である。これは、1970年代に、フェフナーという、精神科3年目のレジデントがうつ病診断基準を...
-
2012年10月04日 | コラム
45.信用できない「専門家」について
医学的な事柄に限らず、どの分野でも同じことがいえるかもしれぬが、実際に自らの身をもって経験してみないと、正しい認識を得られないことは多い。医療スタッフとして、重症のうつ病患者の担当になるか、あるいは、...
-
2012年09月01日 | コラム
44.なぜ自殺者は3万人を超えているのか?その3.
前号でも少し触れたが、宗教と自殺の関係はどうなっているのだろうか。キリスト教やイスラム教を信じる国の人々の自殺率は、日本よりも低い。キリスト教圏の国としてはイタリア・スペイン・メキシコ・南米が上げられ...
-
2012年08月07日 | コラム
43.なぜ自殺者は3万人を超えているのか?その2.
前号で述べたマスコミのあるべき対応を見れば、「自殺大国」、「格差社会の犠牲者」といったマスメディアでよく使われる表現は、不適切であることが分かる。むやみやたらに自殺者が増えていると報じ、その原因を短...
-
2012年06月28日 | コラム
42.なぜ自殺者は3万人を超えているのか?その1。
マスコミは連日、日本の自殺者は3万人を超えていると報道する。確かに警視庁の調べによると、1998年から2010年までの13年間連続で、年間自殺者数が3万人を超えている。政府も緊急の課題として自殺対策事...
-
2012年06月02日 | コラム
41.どんな性格の人がうつ病になりやすいのか?
一般向けの啓発書にはよく「うつ病患者は真面目な人がなりやすい」と書かれているが、この仮説は本当だろうか?確かに日本の精神科臨床では、「うつ病患者は几帳面で他者配慮性が高い」と強調してきた。日本の精神...
-
2012年05月04日 | コラム
40.なぜ過去10数年間に、うつ病の人が増えたのか?その4。
軽症うつ病には、ほとんど抗うつ薬の効果がない、という臨床試験の結果を重視して、軽症うつ病には最初から抗うつ薬を使わないように勧めている国もある。例えば、英国では、NICE(英国立医療技術評価機構)は、...
-
2012年03月29日 | コラム
39.なぜ過去10数年間に、うつ病の人が増えたのか?その3。
日本では10数年前まで、「脳循環代謝改善薬」と呼ばれる薬が発売されていた。アバン、カラン、エレン、セレポート、ホパテといった薬が、1980年代に次々と認可された。「高齢者の脳機能を改善させる」という魅...
-
2012年01月09日 | コラム
36.PTSD(外傷後ストレス障害)について、少し詳しい説明--
PTSDは長い間「異常な」出来事に対する「正常な」反応であると考えられてきた。しかし、実際には、外傷の発生率が極めて高いのに対して、慢性のPTSDにまで至る人々はごくわずかであることもわかってきた。こ...
-
2011年12月06日 | コラム
35.レジリアンスとは何か、少し詳しい説明
レジリアンスを簡単に日本語に言い換えれば、回復力とします。回復力とは何か?欧米では、児童虐待や両親の離婚など、様々な心理的、身体的ストレスにさらされている子供たちにとって、キッズ・ストレスマネジメン...
コラム

